さっきの親子だ。一生懸命
何を写しているのだろう。
松坂の旅宿で『古事記伝』を
写す帆足長秋、京。
娘(帆足京)「宣長先生、大事な『古事記伝』をありがとう
       ございました。無事に写し終わりました。
       拙い歌ですがそえさせていただきました。」
  宣 長 「尊父、長秋殿に聞けば、京さんはまだ15歳。
       よくぞ写されました。歌も上手じゃ。」
帆足 京(ほあし・みさと)
父を助けて宣長の著書、特に『古事記伝』を書き写した。若くして亡くなるが、彼女の写した『古事記伝』は郷里である熊本県山鹿市に今も残っている。
宣長電子データの会2001

21世紀に宣長をよみがえらせる電子データ製作の会