
宣長没後に、養子・大平が描いた「恩頼図(ミタマノフユノズ)」。
本居宣長という多彩な人物を一つの図として書き表したこれは、簡単にいえば、「おかげ」ということ。
宣長さんは誰のおかげであのような偉い人になれたのか。宣長さんのおかげを蒙った人は誰か。また、門人以外にも多くの人々に影響を与えた宣長の著作とは?父と母、吉野山子守明神、堀景山、契沖、賀茂真淵、紫式部、水戸光圀……どれが欠けても、宣長は宣長となっていませんでした。日常も遊びも仕事も学問も、「恩頼図」をもとに、壮大な宣長世界をご紹介します。
展示室の史料を全て煮込むと本居宣長?! 緻密ですごい、でもちょっと不思議で思わず笑みがこぼれる、等身大の「本居宣長」をご覧下さい。
日 時 : |
2013年9月10日(火)〜12月8日(日)
午前9時〜午後4時30分 |
会 場 : |
本居宣長記念館展示室 |
入 館 料 :
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大人400円 大学生等300円 子供(小学校4年〜高校生)200円
≪団体料金(30名以上)≫
大人300円 大学生等200円 子供100円 |
休 館 日 : |
月曜日(祝日の場合は翌日) |
問い合わせ先: |
本居宣長記念館 0598-21−0312 |
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展示品
◎『日記』(国重文・宣長筆) ◎『家のむかし物語』(国重文・宣長筆)
宣長がこの世に生を受けたのも、父母のおかげ。「恩頼図」には、
「父主念仏者ノマメ心」「母刀自遠キ慮リ」と両親のことが書かれて
います。父への想い、そして、母への感謝が見られる宣長の記録です。

『日記』(国重文・宣長筆)
◎『紫文要領』(国重文・宣長筆) ◎『石上私淑言』(国重文・宣長筆)
『源氏物語』は「もののあはれを知ること」に尽きる――『紫文要領』で
今までにない源氏物語論を展開した宣長は、『石上私淑言』をへて、
いよいよ師・賀茂真淵との約束である『古事記』研究へ移っていきます。

『紫文要領』(国重文・宣長筆)
「蒲生氏郷像」 「蒲生氏郷宛安堵状」
天正10年(1582)6月27日、織田家の後継者・領土再分配決定のため、
尾張国清洲城で織田家家臣を集め開かれた「清洲会議」。信長亡き後、
秀吉に仕えた氏郷は、伊勢松ヶ島12万石を与えられました。その
「清洲会議」の「安堵状」を「蒲生氏郷像」とともに公開いたします。

「蒲生氏郷像」

「蒲生氏郷宛安堵状」
☆ 新規寄贈史料を初出品いたします。☆
「鶺鴒(せきれい)図」宣長賛 「殿村安守、他四名短冊」
『県居大人評論 草蘆翁歌』 『龍広義書帖』
新しく本居宣長記念館へご寄贈いただいた史料を、
一挙に8点公開いたします。詳細は、別紙をご覧下さい。

「鶺鴒(せきれい)図」宣長賛
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展示資料 ☆初出品・□壁面展示・◆平台展示・◎国重文
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