第19回宣長十講「「明和期の宣長」を開講します
平成20年度宣長十講は「明和期の宣長」がテーマです。
明和年間を取り上げるのは、平成15年度「宣長の転機・明和年間の宣長」に次いで2度目となります。
宝暦13年5月25日、新上屋の一夜を境に、宣長の、また賀茂真淵の人生も一変しました。
『古事記』注釈の志を立てた宣長は、真淵の指導を受けながら『古事記伝』執筆の第一歩を踏み出します。
今年のテーマとなる〈明和年間〉は、宣長35歳から43歳。まさにその時期です。
江戸と松阪、400キロを隔てた厳しい指導の中で、宣長は自分の「物まなび」のスタイルを確立していきます。
『古事記』を中心としながらもそれに留まらず、『源氏物語』、また、漢字の問題に直面し、また仮名遣いを改め、てにをは研究へと広がる宣長の学問。
その中で生まれる谷川士清や荒木田久老、蓬莱尚賢などとの協力関係。
そして古典研究の世界にも、新資料や出版という形で押し寄せる〈情報化〉の波。
72年の生涯の中でも最も興味深い〈明和期〉9年間を、新しい視点から話していただきます。
ご期待下さい。