文台とは、書物や硯を置く台で、歌会などの時には短冊や懐紙をのせる。会席の中心、象徴となる台。俳諧の世界では「文台引下ろせば則反古」(『三冊子』「赤双紙」)という名文句もある。
神宮杉製。寸法、縦33.0cm、横60.4cm、高12.4cm。伊勢神宮、内宮神官・荒木田経雅から贈られた。板の裏に
「此文おきは五十鈴宮のへの山に生たる木もてつくらせたるなりとてあらきたの経雅神主の許より心さしおくられたる也、
こひのめはよるとふ杉のこの板に言霊ちはふ神もよらさね、宣長」
と由来と歌を書く。
歌は天明3年の詠。「こひのむ」とは祈願すること。祈願すると神様が来てくださるという神宮杉、その木で造った文台に、言霊の神も集まってください、と言う歌だ。書斎新造のお祝いかな。
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