midashi_v.gif 『源氏物語聞書』(ゲンジモノガタリキキガキ)

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 7冊 田中大秀筆録 享和元年4月5日から5月29日の京都における宣長の講筵聞書。講書は『源氏物語』「桐壺」から「若紫」、『玉くしげ別巻』、『古語拾遺』、『詠歌大概』、『万葉集』巻1から巻3、『大祓詞』、『出雲国造神賀詞』。大秀入京以前分は服部敏夏の聞書で補う。また、記録のない日もある。
 『鈴屋大人都日記』が整理された行動の記録であるのに対し、大秀のは贈答歌や本の価格など備忘も書き込まれ雑然としている。例えば京都であった帆足長秋の名刺のようなものも入っている。時に図を交え、例えば『万葉集』巻2で「衣通姫ソトホシノイラツメ、俗ニソトホリト云ハ誤リナリ、身ウルハシフ光衣ノ上ヘトホル」などと宣長の口吻をよく伝える。第7冊末に享和2年大平への質問が若干であるが載る。

【自筆本】
香木園文庫(高山市郷土館)。


>> 「田中大秀」



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