『源氏物語年紀考』

 本書は、光源氏と薫の年齢を整理したもので、それまでの旧説の全面改定となった。その後さらに改訂され『源氏物語玉の小櫛』「改め正したる年立の図」として載せる。物語展開上で「字体・形式等推して、『紫文要領』と同時の成立と思われる。(中略)自筆本の本文の仮名遣は定家仮名遣であるが、後に契沖仮名遣に訂してある(ただし訂正洩れも少なくない。以下略)」(宣長全集・4-解題28)。内題「源氏物語年紀考、清蕣庵宣長撰」。現在明らかな「清原」姓使用の下限は宝暦13年12月12日書写の『実隆公百首、道堅尭空名所百首、後柏原院実隆公御百首、実隆公四文字題百首』で、成立年推測の一傍証となるか。


>> 「宝暦13年」



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