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 「歌書」は何を見たらよいかという質問に対する答えが、寛政11年7月25日、馬目玄鶴宛書簡に載る。新出書簡だ。

「御状致拝見候、秋暑酷之節愈御安全御座被成奉賀候、愚老依旧罷在候、乍慮外御安念可被下候、中元為御祝儀御肴料金百疋御贈恵被入御念候御儀辱致祝納候、御詠草拝見致加筆返進申候、歌書何を見申候而宜哉之旨御尋致承知候、右は此度拙作板行いたし候うひ山ぶみ一冊と申書にあらあら記し申候間御覧可被成候、先者右御礼御答迄如此御坐候、尚期後信恐惶謹言 宣長 七月廿五日 馬目玄鶴様 尚〃金原生書状致落手、此度右返書遣し申候、乍御世話御転達被下度奉頼候」[兵庫県立歴史博物館・喜田コレクション]
1幅、紙本、縦15.8cm、横38.7cm。折り目無し。
『金銀入帳』寛政11年盆前に馬目の中元記事あり(宣長全集・19-762)。
同12年は8月で日付と合わず。
『うひ山ぶみ』の刊行は寛政11年5月22日に板本が出来た。



(C) 本居宣長記念館


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