宣長の号。寛延2年(1749・20歳)9月22日、華丹改め華風と号す。『今井田日記』に「華風ト改ム、モトハ華丹」、また『日記』には「同月廿二日、誹名号華風」と書きその後抹消する。「誹名」は「俳名」のこと。少時俳諧を作ることもあったか。使用例は、『経籍』巻末の「今華風」、寛延2年10月16日書写の『百人一首』奥書「今華風栄貞書」等。下限は宝暦2年(1752)11月『枕詞鈔』奥書「華風子」。
>>「名前」
(C) 本居宣長記念館