『香良洲の花見』(カラスノハナミ)

 岡山正興記。寛政9年(1797)3月20日に宣長が大平、正興、殿村安守等門人11名と連れ立って香良洲の花見に出かけた時の各人の歌を載せる。道中の様子は巻頭の正興「香良洲の花見の詞」に詳しい。同地では津の門人芝原春房、倉田英林、また香良洲神社宮司で門人の今井一清も加わる。

 同社は『伊勢国飯高郡松坂勝覧』に「松坂三里北也、俗ニ天照大神ノ御妹也ト云、毎年六月十五日ニ祭礼アリ、参詣多シ、○此所海辺ニテ、後ノ松原ヨキ景ナリ」とある。祭神は『玉勝間』巻2に考証がある。

 本冊所収の宣長詠の一部が『石上稿』に載り、詠草断簡が残る。本居清造の写本が本居宣長記念館に所蔵される。


> > 『伊勢国飯高郡松坂勝覧』



(C) 本居宣長記念館


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