midashi_v.gif 『古事記』とはどんな本ですか?

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 和銅5年(712)成立した歴史書。現存最古の史書。上中下3巻から成る。
 天武天皇が稗田阿礼(ヒエダノアレ)に命じて誦習させた「帝王日継」と「先代旧事」を太安万侶(オオノヤスマロ)に撰録させた本。
 文章は漢字で書かれ、序文は漢文体。本文は和化漢文体、和文体の併用する。
 内容は、上巻は神代。中巻は神武天皇から応神天皇。下巻は仁徳天皇から推古天皇の時代を叙述しています。

 成立して8年後、正史としての『日本書紀』が完成し、その陰に隠れてほとんど読まれずに1,000年余の時が流れ、宣長の時代に至りました。宣長当時、日本の古代史についての文献といえば、『日本書紀』が金看板なら、『古事記』はくすんで字も読めなくなった看板だったのです。その古ぼけた看板を古道具屋の店先から拾ってきたのが賀茂真淵。その遺志を継ぎ、磨いて新しい金看板に仕上げたのが宣長である。



『古事記』(宣長手沢本)本文冒頭



>> 「宣長の『古事記』観」



(C) 本居宣長記念館


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