元文2年(1737)〜文化8年(1811)7月8日。享年75歳。
遠江国城飼郡平尾八幡神主。真淵門人。号、岡の屋。
天明5年(1785)宣長に入門。『古事記伝』を書写し、また出版に際しては巻21の板下も書く。また、この時の質問ではないが、宣長への質問が『答問録』に載る。
著書に『神代紀葦牙』等。関係資料に『栗田土満雑集』(天理図書館所蔵)がある。
記念館所蔵の懐紙の歌は、
「洲のつる(鶴)といふことを、
おもふことなぎさにちよをよはふらむうらすのつるのうらやすのくに、
土まろ」
歌意は、何も悩みが無いように(無きと渚を掛ける)、渚で鶴が楽しそうに遊んでいる。誠に浦洲と言う言葉ではないが、浦安の国日本は穏やかな国であることよ。
>>「恩頼図」
>>「栗田土満の訪問」
>>「『古事記伝』の板下」
(C) 本居宣長記念館
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