midashi_p.gif 黒崎の饅頭

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 長谷寺を出た宣長一行は黒崎で茶店に寄る。
 ここは「親の乳よりまだ甘いものは松屋の饅頭か城の口」と言われた黒崎名物、松屋の夫婦饅頭や常安屋の饅頭があった。

 だが、宣長さんにはまんじゅうより先ずこの土地への関心があった。この近辺には雄略天皇の長谷朝倉の宮、武烈天皇の列木の宮があったはずだ。そこで、わざわざ、年寄りのいる店を探して入り、まんじゅうを食べながら、古い都はどこにあったのか、高円山はどこだなど、色々質問を試みる。ここでも成果は乏しかった。

 現在、黒崎には饅頭屋はないが、並び称せられた大和郡山の城之口餅は今も健在である。



(C) 本居宣長記念館


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