midashi_o.gif 本居長世モトオリ・ナガヨ)

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 明治18年(1885)4月4日 〜昭和20年(1945)10月14日。享年60歳。作曲家。宣長6代孫(大平系)。生後1年で母と死別、父も家を去り祖父豊穎に育てられる。明治41年東京音楽学校本科を首席卒業。同期に山田耕筰がいた。その後も邦楽調査員補助となり母校に残る。邦楽を好んだ長世の関心は奥浄瑠璃、琉球歌謡、流行歌にまで及ぶ。大正7年2月「如月社」を結成し、邦楽と洋楽の調和を探る。この活動を通してやがて尺八の吉田晴風や箏の宮城道雄と組んでの新日本音楽運動へと発展、民謡興隆の原動力となる。また山田耕筰や中山晋平らとともに大正から昭和にかけての童謡運動に参加、大正9年3月、雑誌『金の船』に「葱坊主」を発表、以後多くの作品を作る。特に同年9月の「十五夜お月さん」は、11月に長女みどりの独唱で観客に感銘を与えた。主要作品は、おとぎ歌劇『月の国』、ピアノ曲『数え唄バリエーション』、童謡の『七つの子』『赤い靴』『めえめえ小山羊』『汽車ポッポ』等。

【参考文献】
『十五夜お月さん 本居長世 人と作品』金田一春彦著、三省堂。
『本居長世作品選集』金田一春彦編、如月社。


>>「東京にある本居家の墳墓」



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