midashi_g.gif 来迎寺

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 松阪市白粉町。天台宗真盛派。永正年間の創建と伝える。もと松ヶ島にあったが、蒲生氏郷の築城に伴い移転した。
 表門は、文政4年(1821)に竣工した一間鐘楼門で、大棟には瓦の鯱を挙げる。一階が通路、二階に鐘が掛ける。鐘は門より古く貞享元年の銘文がある。扉はケヤキの一枚板。
 本堂などは、享保元年(1716)の松坂大火で焼失したが、程なく三井家などの尽力で再興された。その費用は8700両にもなったという。再興された本堂は現在、国重要文化財に指定されている。
 境内には芭蕉の句碑もある。墓地には、宣長次女・小津美濃夫婦や門人・小津信業夫婦の墓がある。近くには三井家の別荘「畑屋敷」もあった。檀家には三井家の他、安南貿易の角屋七郎兵衛一族や、豪商長井家がいた。
 塔頭・覚性院の戒言は宣長の門人。宣長もしばしば覚性院に遊び、桜や紅葉を楽しみ歌会を開いた。

【参考文献】『重要文化財来迎寺本堂』松阪市教主山来迎寺(1992)

来迎寺本堂

「来迎寺本堂」


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