増え続ける他国からの来訪者、特に熱心な人が、松坂での勉学を願うケースが増えると、宣長も何か方策を考える必要が出てきた。
そこで思いついたのが、歌会も講釈も、そして図書館機能も備えた宿泊施設の建設だ。
名前を「松坂学問所」と言う。場所は愛宕町、お堂が空いていたのでそこに間借りをしてと言う暫定的な構想も作成し、個人では憚りもあるので、今で言えば、松坂医師会の名前を借りて藩に願い出た(らしい)。請願書「学問所建設願書」の下書きが残る。

「学問所建設願書」
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(C) 本居宣長記念館
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