芝原春房(シバハラ・ハルフサ)

 明和7年(1770)〜文化5年(1808)4月2日(一説、1日)。享年39歳。名、春房など。通称、武次郎。後に六郎右衛門。津築地町の米穀商。寛政2年(1790)、宣長に入門。同5年、光徳寺で宣長を迎えての歌会に出席。同9年3月20日、宣長の香良洲の花見に同行。また『玉勝間』巻12に載る「われから・はまゆふ」は『伊勢物語』第65段などで知られる「われから」について四日市の漁師の話を聞いた春房が宣長に伝えたもの。師没後、春庭に入門。柴田常昭と親しく、『詞の小車』の執筆に協力。『常昭家集』には、「おのれおもひよれる事をふみにつくりて、芝原春房がもとへみせにつかはしたりけるを、かへすとて長歌よみておこせける返りごとに、よみてつかはしける長うた」という歌の前書が見え、親交の深さを思わせる。享和元年10月2日の宣長葬儀には、津の川喜田夏蔭らと参列している。また、荒木田久老と交わる。


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> >「荒木田久老」
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(C) 本居宣長記念館


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