短冊 「本居大人の御許より古事記伝をかりてうつしとりなとしてかへし奉るとて、 たまぼこの 正しき道を しをりして 君がをしゆる ふみぞ尊き 京」 短冊 「埋もるゝ 玉のひかりを 世の中に みがきひろむる いさをしぞおもふ 御郷」 帆足京(ホアシ・ミサト)は、父を助けて宣長の著書、特に『古事記伝』を書写 した。若くして亡くなるが、彼女の写した『古事記伝』は郷里である熊本県山鹿市に今も残っている。