寛政7年8月13日、将軍の代参で伊勢神宮に参る途中、松平康定は念願の宣長との対面を果たした。 土産はもちろん「駅鈴」。 松坂中町にあった本陣・美濃屋。 康定は耳の遠い宣長を近くに招き寄せ、敏を交えた歓談は夜に入るまで続いた。 帰りも松坂に寄った康定は『源氏物語』講釈を聞き、『源氏物語玉の小櫛』執筆を依頼する。
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