日本海に浮かぶ隠岐。 後鳥羽院や後醍醐天皇の配流の地でもあったこの島に、幻の「駅鈴」が伝わっていたことが知られるようになったのは、今から216年前、天明5年(1785)であった。この年の冬に上京した、隠岐第40代国造幸生が持参して、翌年夏から幸生の師・西依成斎や並河一敬に調査を依頼したことが世に知られるきっかけとなった。