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宣長のネットワーク
5古代の音色「駅鈴」其の四
 

宣長 「音はどんなものですか」
橋本経亮 「二つあり、音色が違うのです。
 余韻が違う。振り方も難しい。駅鈴を歌に詠めといわれ一首愚詠を献じました
  うまや路に
      たまひし鈴の
          音さやに
   ふりにし御代を  おもひ出けり
宣長 「聞きたいなあ」



 宣長と歓談するのは、京都にある梅宮大社の橋本経亮(ハ シモト・ツネタダ)。故実家として知られる彼は、宮中にも出入りを許されている。経亮は特別 に駅鈴の音を聞いたことを宣長に自慢する。

 宣長の手元に、松平康定から「駅鈴」の複製が届けられたのは、それから5年後のことであった。




 

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