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宣長の学問
10 宣長と旅 其の弐
 

『菅笠日記』全行程図

 『菅笠日記』は、本居宣長が43歳の時、明和9年(1772)3月5日から14日まで10日間、吉野、飛鳥を旅した時の日記。上下2巻。
  大和国(奈良県)吉野山の花見を兼ね、吉野水分神社に参詣し、帰路、飛鳥周辺の史蹟を探索、伊勢本街道を通 り、美杉を経て松坂に帰郷した。同行者は、友人・小泉見庵、門人・稲懸棟隆・茂穂親子、戒言(来迎寺の僧)、中里常雄の5名と荷物持ち。学問的な成果 も多く、楽しい旅であった。またこの日記は文章、記述、構成も優れ、その後、吉野や飛鳥を巡る人々のガイドブックとしてもよく読まれた。

1、『菅笠日記』について
  
◇「書名」 ◇「吉野の桜は何時が満開か」
◇「43歳の宣長」 ◇「『菅笠日記』の碑」
◇「本書の成立年」 ◇「同行者」
◇「旅の持参品」 ◇「『菅笠日記』図書館」
◇「回想・菅笠の旅」

2、『菅笠日記』「行程」

3、『菅笠日記』原文



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