【もっと知りたい】
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◇ 万事改まる3月 3月は万事改まることが多い。江戸に向かう人、帰る人。改名もこの月が多い。参宮客も増え出す。この月の重大な出来事として、「3つの大きな出来事」以外に次のようなことがありました。
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◇ 「宣長」誕生 宝暦5年3月3日、本居栄貞は、稚髪し、名を宣長と改め、号を春庵と称し、十徳着用す。この日から宣長は医者となる。母も「そもじ殿事も、いしや相ぞくの心がけにて、名も御改、十徳、節供より著被申候由。めでたく悦申候」(3月12日付)と悦びの手紙を寄こした。 |
◇ ひな祭り 節句には挨拶回りをするのが当時の慣習だったようです。京都時代も、節句の挨拶廻りをしたようで、宝暦7年には「ひよりよし。せく(節句)。れいのごといはひ侍る、あそここゝ礼にまはる」(宣長全集・16_101)とあります。この日は、武川先生の誘いで景山先生と、高台寺春光院の花見に行きました。他に同行者は幸順、藤伯、上月氏知源尼、元周等。日暮れに帰る。因みに、この日は先生のお供で気疲れしたので、次の日は友人と花見のやり直しをしています。
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