展示品解説

◎=国重要文化財 ◇=壁面展示

4,医者春庵
23,◎『済世録』 10冊
 展示は第5冊、天明2年(宣長53歳)2月条。「廿八日、○宇治泉館、五レ雪、六」とあり、時には伊勢内宮まで往診したことがわかる。名前の上の○は初診を示し、「五レ雪」は薬剤名。「六」は調剤服数である。
24,◎『本草摘要』 1冊
 宣長手沢本・馬瀬道三著。元禄10年(1697)の刊行で、裏表紙に「演古堂蔵書、医書板行目録」がある。薬物145種について、効用や特徴が記されている。 宣長も薬草を購入したりする時に重宝していたのか、薬草の産地など、たくさんの書き入れがある。本書は専ら日常の医業を行う際に利用したと思われ、例えば「黄蓮」には「倭ヨシ加州最モ佳也、菊ヨウ芹ヨウトテ二種アリ、薬店ニテ上ミガキ中ミガキナト云シナアリ」、「紅花」には「薬店ノ紅花ハアシヽアカキヲヨシトス黒キハアシヽ」等、丁寧に加筆される。宣長のころの医学は、蘭学(オランダの医学)も入って来ていたが、主流は漢方(中国の医学)で、宣長も京都で漢方医学を修めている。
25,『万病回春』4冊
26,「調剤用匙」1式     
27,「薬の広告」
28,「薬箱」

>>「医者としての宣長」

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