| 〈3〉 『古事記』を買う
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京都で儒学や医術を学び始めた宣長ですが、契沖の『百人一首改観抄』を読んでからというもの、どうも日本の古典のことが頭から離れません。
そんな宣長を見ていた堀景山先生が、日本のことに興味があるならこの本を貸してやろうと『日本書紀』(13)をわたされました。
借りた本をていねいに読んでいました。
よく似た本があるよ。ある日、京都の町を歩いていた宣長は『古事記』(2)・『先代旧事本紀』(13)の古本がセットで売っているのを見つけ、お金を工面して買い、いろいろ比べてみました。『古事記伝』執筆の長い道のりが開始されたのです。
★値段は『古事記』3冊、『先代旧事本紀』5冊で10匁2分、仮に1両を10万円とすると、2万円弱くらいかな。(『宝暦二年以後購求謄写書籍目録』(13)) |