『玉勝間』を読もう (6/8)
らんら ん
和歌子和歌子
 

 6,ことばを聞くと検索エンジンが動き出す


和歌子

 さっきの話の続きだけど、たとえばことばを聞くと、
その言葉っていつから使われているのか、
頭の中にある古典を検索するという癖、癖というとあまり良い感じがしなけれど、習性があったみたいね。
ら ん 「栞」とか・・
和歌子  お味噌汁の「味噌」(下188)、「峠」(上251)、
展示室で疋田宇隆のカラスの絵があったでしょ。
カラスをサンスクリット語で
「迦迦【去引】迦」(カカーカ)
って言うのは鳴き声から来た名前ではないか(上341)。 封筒の「〆」、「御中」、物の順を数えるときの一番二番の「番」(下165)
などなど。
 別に調べるわけはなくて、頭の体操ね。
 別れの時に「さらば」って言うでしょ。
それはいつからあるのだろう。
『後撰集』離別部に
「さらばよと わかれしときに いはませば 我も涙に おぼほれなまし」(1341番歌)
と言う伊勢の歌がある(巻8)といった調子。
ら ん 頭の中のデータベースで検索するわけね。すごーい!