『玉勝間』を読もう (7/8)
らんら ん
和歌子和歌子
 

 7,斎王の目に涙


和歌子

 すごいと言えば、読書範囲の広さね。
 長寛3年(1165)に伊勢の斎宮を退下し京都に帰られることになった良子内親王。
 ところが世は乱れて役人も怠慢。何の準備もされず、今の青山峠あたりで乗り物も壊れた。
 迎えも来ない。食事の用意も眠る場所もないという始末。
 とうとうお姫様は泣きだされてしまったという気の毒な話が『白川顕広王記』に出ている。
 そんな本まで見ているのよ。驚いちゃったわ。(巻10「長寛三年斎王帰郷」下44)。