竹内浩三展を開催します

「ぼくは、芸術の子です。〜竹内浩三流ライフスタイル〜」

期   間:8月2日(土)〜8月24日(日)※月曜休館
時   間:午前9時〜午後4時30分
会   場:本居宣長記念館2階講座室
展示説明会:8月10日(日)の13時30分より展示会場にて
      (担当:当館研究員 千枝大志)

 

◇内容:


 「骨のうたう」に代表されるフィリピンで戦死した伊勢の詩人、竹内浩三
 遺品からは、23年間という短い生涯ながらも彼の強い生命の息吹を感じることができます。
 「戦争」をキーワードとした場合、竹内浩三は「戦没詩人」と評価できます。
 ただ、竹内浩三を考える上では「芸術」という側面も大きな位置を占めることも忘れてはなりません。

 また、彼の場合のそれは「青春」という要素とも深く関わり、
「青春の詩人」と紹介されることもあります。
 実は、これこそが世紀が変わっても「戦争」を知らない世代にも作品が受け入れられていく不朽の要因ともいえます。

 一体、世代を越えて人々を魅了して止まない竹内浩三の生き方や暮らしぶりとはどのようなものだったのでしょうか。
 今回の展示では、竹内浩三の、青春を「芸術」的に謳歌し、夢に向かって邁進しながらも、戦争のため、道半ばにしてはかなく散った「天性の詩人」としての生き方を探ってみたいと思います。


◇出品リスト:

1 『竹内浩三作品集』(「まんがのよろづや」) 1点
      昭和11年(1936)以降
2 よしだみどり氏編『竹内浩三楽書き詩集 
      まんがのよろづや』用イラスト原画 2点
3 『当用日記』(博文館製) 1点 昭和12年(1937)
4 鉱物界新教科書 1点  宇治山田中学校時代
5 『北方の蜂』創刊号 1点 昭和13年(1938) 
6 『伊勢文学』創刊号 1点 昭和17年(1942)
7 『伊勢文学』第4号 1点 昭和17年(1942) ※「演習 一」(草稿)
8 『伊勢文学』第6号 1点 昭和18年(1943) 
       ※「ソナタの形式による落語」
9 『伊勢文学』第7号 1点 昭和18年頃(1943)
       ※「今夜もまた…」「南からの種子」
10 姉宛浩三手紙 1点 昭和15年(1940) ※学校の説明をします・・・

11 ふられ譚 1点 昭和16年(1941)
12 姉宛浩三手紙 1点 昭和17年(1942) ※冬に死す
13 姉宛浩三封書 3点 昭和17年(1942)
14 ぼくもいくさにゆくのだけど 1点 昭和17年(1942) 
15 松島こう氏幼少期写真 1点 松島家蔵
16 原稿用紙 1点 ※「写真」
17 中学時代アルバム(宇治山田中学時代) 1点
18 写真帳 1点 昭和14年〜(1939〜)
19 コクヨ原稿用紙 1点 ※伎芸天(「浩三記」)
20 姉宛浩三手紙 1点 ※「画について」ほか

21 ビクター・レコード 洋楽総目録 1点 昭和10年(1930) 
22 旅行集『旅』 1点 昭和11年〜(1936〜)
23 私家版『愚の旗−竹内浩三作品集』 1点 昭和31年(1956)
24 姉宛手紙 1括 昭和15年(1940) ※「映画について」ほか
25 映画シナリオ類 1括
26 雨にもまけず 1点 昭和16年(1941)頃
27 『ハイゼ傑作抄』 1点 ※「日本が見えない」
28 『小遣帳』 1点 昭和16年(1941)
29 絣の着物 1点 松島家蔵
30 軍事用箋 1括 昭和18年(1943) ※「花火」(草稿)

31 『筑波日記』 2点 昭和19年(1944)
32 ハガキ小説 2点 昭和19年(1944)
       ※「バス奇譚」「鳥ト話ヲスル老人」
33 出征兵士を送る旗 1点 松島家蔵
34 死亡告知書 1点 昭和22年(1947)
35 竹内浩三関連図書 1括
36 展示パネル類 1括


◇当館では、7月29日より8月2日まで学芸員実習を行います。
 この期間、各大学から博物館学芸員志望の学生が、
 一生懸命になって学芸員実習に取り組みますが、
 竹内浩三展の展示準備の手伝いもカリキュラムに含まれています。
 大学生の若いパワーと感性が、この展示にどのように発揮されるかも、
 みどころの一つです、ご期待下さい。

竹内浩三研究会 第5回例会

第1部 特別企画展
「ぼくは、芸術の子です。 竹内浩三流ライフスタイル」展示品解説

   解説:千枝大志(当館研究員)
   日時:平成20年8月10日(日)13:30より
           ※60分程度を予定しています。
   会場:本居宣長記念館2階講座室(=企画展会場)

第2部 竹内浩三に関する創作作品の鑑賞会
   歌  :小園弥生さん、紙芝居:中村進一さん
   日 時:平成20年8月10日(日)15:15〜16:15
   会 場:桜松閣(旧鈴屋遺蹟保存会事務所)


2008.7.22
更新:2008.8.5