土蔵の中にも初春が

小津茂右衛門コレクション展」(会場:松阪商人の館(旧小津清左衛門家住宅)土蔵の展示室)第5弾は、「松竹梅」で春の装い「伊勢の初春展」です。

鹿子木不倒(孟郎)「鬼に金棒図」と、
伝 雪江「渡唐天神図」は初出品です。
鬼に金棒は大変ユーモラスな絵です。
「子の日の松」は二回目の展示ですが、初春に相応しい気持ちのよい作品です。ぜひご覧下さい。

展示期間  2007年12月20日〜2008年3月23日

1,「子の日の松」 

1幅 
2,「鬼に金棒図」   1幅 
3,「渡唐天神図」 1幅
4,「竹図」    1幅
5,「餅舎好水指」 1口


◇ 解説

1,「子の日の松」        1幅
 村田春海賛・上部
 賛は、 
  「春ごとに 千とせをのべに 引きそへて 祝ふ子の日の 松の言葉(ことのは)」
 今では日本酒の本酒の名前にしか残らないが、昔の日本の正月行事に、子の日に野山で小松を引き、千代を祝うというのがあった。春海は江戸の人。賀茂真淵の高弟であったが十八代通の一人にも数えられる放蕩者でもあった。画は外宮権禰宜で山田の画家・上部斎(うわべせっさい・1781〜1862)。

2,「鬼に金棒図」         1幅
 鹿子木不倒(孟郎)画。大正3年1月作。

3,「渡唐天神図」         1幅 
 伝 雪江筆。
 画題は、菅原道真が中国(宋)に渡り径山無準仏鑑禅師にまみえ参禅したという伝説に基づく。
 頭には仙冠をかぶり、道服を着て梅の花を持つ。 

4,「竹 図」            1幅
 愚園賛・月僊画。
 月僊(1741〜1809)は、伊勢寂照寺の僧で画家。多くの作品を残し、寺院復興などにも功績があった。
 賛「消々漠々宜月宜雨虚心峻節君子斯矩 愚園題(落款)(落款)」。
 署名「月?(落款)(落款)」。
 本来は双幅で、もう一幅は、梅の図で殿村安守賛である。

5,「餅舎好水指」         1口
 松阪の豪商・長谷川可同は餅に関する蒐集をして「餅舎(モチノヤ)」を屋敷内に構え展示をした。
 その可同の追善に作られた水指(但し箱書には「菓子器」とある)。
 臼の形で蓋のつまみは杵型となっている。



 松阪商人の館
   〒515−0081 松阪市本町2195
   電話0598−21−4331
開館時間
 9時〜4時30分
休館日
 月曜日・祝日の翌日・年末年始
入館料
 一般200円 高校生・小中学生100円

2007.12.20