旧宅を見学された方が、この建物は何ですか、
と興味を持たれるのが、鈴屋遺蹟保存会旧事務所です。
また、ちょっと建築に関心のある方や、大和古寺をめぐっておられる方が、
感心しながら、また不思議そうに眺められる鈴屋遺蹟保存会正門。
平成19年3月16日、開催された文化審議会で、
鈴屋遺蹟保存会旧事務所、倉庫、正門、塀
の4件が登録有形文化財として答申されました。
本居宣長旧宅(国特別史跡)に隣接するこれらの建物は、
明治42年に、旧宅が移築して公開されたときに、建てられたものです。
建築には、名古屋高等工業学校の土屋純一と、神宮司庁営繕事務嘱託の奥野榮蔵が携わりました。
現在「桜松閣」の名称で、茶室、会議室として使用される旧事務所は、
入母屋造平入唐破風玄関付の和風意匠を基調とした木造真壁造りで、
また正門は、大仏様木鼻をはじめ、平安鎌倉期の細部意匠を基調にした力感ある
意欲的な意匠が用いられ、土屋氏の古建築研究の成果が充分に盛り込まれた特色ある建造物です。
本居宣長記念館、旧宅を見学の際には、ぜひお見逃し無く、ご覧下さい。
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