『おかげまうでの日記』などが寄贈されました

『おかげまうでの日記』など、
近世の松阪や参宮風俗資料など22点が
4月27日、元三重県立博物館長の田畑美穂さんから寄贈されました。

『おかげまうでの日記』は、
稲懸茂穂(本居大平)が16歳の時に実際に見聞した
「お蔭参り」のルポルタージュ。
今回の「春の賑わい「伊勢参宮」」展でも重点資料の一つですが、
残念なことに伝本が稀で、本居宣長記念館にもなく、
展示品は伊勢の方からの借用品です。
そのことを聞かれた田畑さんが、
架蔵の本を記念館に寄贈をしたいと申し出られました。

また併せて、
神宮に毎年和妙(絹)と荒妙(麻)を奉献している
神服織(カンハトリ)機殿神社・神麻続(カンオミ)機殿神社(共に松阪市)
は、紡織の神様ですから、関係諸子はどうぞお詣りを、
と旅と信仰を誘うなかなか豪華なパンフレット
『大神宮両機殿通俗略記』

松坂の遊郭の細見書(ガイドブック)
『あたご山まつのくらゐ』
といった超稀覯書もご寄贈いただきました。

これらは、道の文化史と、松阪木綿を初めとする伊勢の紡織文化史を
研究してこられた田畑さんにとって最も大切な本であり、
また松阪の文化史を語る上で欠かすことの出来ない重要資料です。

ご寄贈いただいた田畑さんに厚く御礼申し上げます。

なお、寄贈いただいた資料の一部は、
明日4月29日から、展示室で特別公開いたします。


2006.4.28