ロシアのお茶に宣長の歌


 ロシアで販売されている、ペットボトル入りのお茶に宣長の歌が書かれています、
とサハリン州の研修から帰った、松浦武四郎記念館学芸員の山本命さんが届けてくださいました。
 山本さんの手紙には、
(サハリン州の)西海岸の町、イリインスク(旧久春内)の駅前にある売店で、ミネラルウオーターを買おうとしたところ、江戸と書かれたペットボトルがあったので、通訳にきいてみたところ、
「江戸 冷たいお茶」
と書いてあるというので、買って呑んでみると緑茶ではなく梅味の紅茶、また梅ジュースのような飲み物でした。
飲みながら驚いたことに、ペットボトルには、

  外国から渡来した
  珍しい花も多いが
  やはり桜は
  見飽きることが
  ないなあ
    本居宣長

と日本語で記されており、ロシアの地で思いもよらぬ感動をした次第です。
その後、サハリンの州都であるユジノサハリンスク(旧豊原)のデパートで、1本だけ同じものを発見し、購入できました

とありました。
 値段は、
  イリインクスの売店で30ルーブル(約130円)
  ユジノサハリンスクのデパートで36ルーブル(約160円)で、
  ミネラルウオーターのペットボトルが9ルーブル(約40円)
  コカコーラ500mlのペットボトルが24ルーブル(約100円)
と比較すると、高級飲料だそうです。

 インターネットで探したら、服部 倫卓さんの報告に、
 ロシア・リペツク州のレベジャンスキーという会社が江戸という名前で3種類販売していて、モスクワでも入手できたことが書かれていました。
 その方は、ライム、梅、桜、の三種類があり、ライムには芭蕉の句が書かれていて、日本語訳が書かれていなかったのでしょうか、
 ロシア語の訳をして、
   詠(なが)むるや江戸には稀な山の月
と言う句ではないかと推測されています。

 さて、この思いがけないお土産は、各新聞社でも興味を持ち、各紙でも報じられましたので、

 本居宣長記念館では、
8月29日から、二階フロアーでみなさんに
みていただくことにしました。

 あわせて、
ユリヤ・ミハイロワさんが書いた、
「本居宣長」
という
ロシア語の宣長研究書(1988刊行)も
展示いたします。


 ぜひご覧下さい。
大きさはこのくらい

 山本命様、ありがとうございました。

 また、宣長の名前などが入ったものがありましたらぜひお知らせください。


2006.8.25