『続 考古の社会史』が出ました


小玉道明氏の『考古の社会史 伊賀伊勢志摩東紀州考古記録』の続篇が出ました。
正篇923頁、続篇816頁という大作です。

副題にあるように、三重県の考古、文化財記事を年次順に網羅した本ですが、
三重県、一県だけで1700頁。
寛弘年間から昭和63年まで、文書や報告書、郷土誌、新聞記事にいたるまで
信じがたいほど大量の史料が集められていることに驚嘆します。

宣長や近世国学者の動向だけでなく、
近代の鈴屋遺蹟保存に関わることまで、まさに史料の宝庫です。

続編の巻頭には「近世文書の考古記録」という論考が収められています。
内容は、
「宝鐸の発掘」「本居社中の考古記録」「博物誌・採薬記の考古」「多度寺資材帳写」
です。
この4編は、谷川士清から宣長、伴信友、上田百樹、狩谷えき斎などの
考古学的な関心を扱ったものですから、
宣長、また近世国学者のネットワークに関心のある方は、ぜひ一読をおすすめします。

考古学と国学の関わりについては、最近のものでは、
森浩一編の
『東海の神々をひらく』(第16回春日井シンポジウム・風媒社・2009年11月)
がありますが、より詳しく、より具体的に、宣長や大平が活躍した時代の空気が感じることが出来るはずです。
また文化財が、近世、近代、そして現代と、
時代の流れの中でどのように扱われてきたか知ることが出来ます。


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2012.11.30