松阪市山室町にある浄土宗の寺院で両龍山清安院妙楽寺と号する。境内地に宣長の奥墓がある。
『伊勢州飯高郡松坂勝覧』に
「妙楽寺、山室村ニ立、本尊観世音菩薩、常念仏堂ハ、近世、樹敬寺ノ清誉上人開基、浄土宗也、山上ニ石観音トテ、大石ニ観音ノ像アリ」とある。
元禄六年、樹敬寺を退いた清誉上人が中興し閑居、以後同寺の隠居寺となる。ここには宣長の生まれた小津家の位牌が祀られ、仏餉米を奉った。宣長も度々春秋の行楽に訪れた。また親しかった樹敬寺の法誉快遵上人(1725〜1809)がここに隠居し、境内地への奥墓造営に尽力する。魚町宣長宅から約2時間。
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(C) 本居宣長記念館
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