第64回 本居宣長顕彰短歌大会 作品募集

「本居宣長顕彰短歌大会」の趣旨と歩み
 松阪の生んだ偉大な国学者・本居宣長(1730~1801)は、広く日本の古典を研究し、人と歌との密接な関わりを明らかにし、歌を詠むことは、人の心を理解する上で最も大事なことだと考えました。何より、宣長にとって歌を詠むことは、大きな楽しみでもあり、その生涯に詠んだ歌は1万首を数えます。

 昔、松阪の人々の間には「宣長先生の歌詠み時」という俗諺がありました。明かりをつけるほどではないが、細かい仕事の出来ない、ちょうど明け方や夕方を、宣長先生が歌を詠んでいる時間だと言ったのです。松阪の人にとって宣長は偉大な学者である前に、歌を楽しむごく身近な存在の人でした。

 「本居宣長顕彰短歌大会」は、短歌を詠むことで、歌をこよなく愛した宣長の遺徳をしのぶとともに、歌に親しみ、また歌を通して日本の文化に触れていただこうとする行事です。

 第1回は昭和47年4月、「本居宣長記念館」と「松阪短歌会」の共催で開きました。以後、第6回目からは、著名な歌人に選と講評をお願いし、表彰は「宣長賞」3点、「入選」30点を制定。開催日も、宣長の命日(新暦11月5日)に近い日を定めて開催してきました。今年で64回目を数えます。現在では宣長顕彰の秋の恒例行事として定着し、応募者は三重県下を始め、全国、遠くは海外からも応募いただいております。

1.日  時  令和 元年 11月17日(日)午後1時より
2.会  場  松阪市 本居宣長記念館  ★会場が変わります
3.主  催  本居宣長記念館・松阪短歌会
4.後  援  松阪市・松阪市教育委員会・三重県歌人クラブ
5.応募作品  一人一首(自作未発表の作品)
 ※お一人での複数首の応募は一切受け付ません。
  最初の一首のみ受付けとなります。
6.応募方法  応募用紙「官製はがき」
  ※住所は郵便番号ならびに番地まで正確に明記して下さい。
   難しい漢字と氏名には必ずフリガナを付けて下さい。
   電話番号、FAX番号も明記して下さい。
7.提 出 先  〒515-0073 三重県松阪市殿町1536-7 
    本居宣長記念館 短歌係
    電話 0598-21-0312
8.募集期間  令和 元年 7月1日(月)〜9月15日(日)
 (当日消印有効)  
9.選 者(講師)  佐伯裕子 先生
  1947年 東京都生まれ。 学習院大学卒。
  1976年歌誌「未来(短歌結社)」
  1991年「現代歌人協会」に入会。 
  「短歌表現とその時代一葉に導かれて」を「短歌往来」に
 連載開始。
  2014年歌集「流れ」にて日本歌人クラブ賞受賞。
  EテレNHK短歌選者。
10.投 稿 料  無料。
 (当日欠席の方で『作品集』を希望される方は、11月17日ま
でに600円を郵便小為替等で送付し、申し込んで下さい。)
11.表彰・その他  入賞者(宣長賞3名・入選30)には賞状と賞品、
 出席者には参加賞を進呈いたします。

2019 . 6.25