新年明けましておめでとうございます!市制20周年記念事業特別展示始めました!!
2025-01-04
「牛の図」と「本居宣長懐紙」
左の「牛の図」は、本居宣長と同年、享保15年(1730)の生まれである京都の絵師・曾我蕭白(そがしょうはく)の作と伝わっています
蕭白は、数度に渡り伊勢国を訪れ、松阪でも寺院や豪商の家に滞在して作品を残しました
市内に残る代表的な作品に、厄除けで有名な岡寺山継松寺の「雪行童子図」、朝田寺の「唐獅子図」などがあります
右の「本居宣長懐紙」には
家のなり なおこたりそね
みやびをの 書はよむとも うたはよむとも
とあります
あるとき、学問の秘訣を尋ねられた宣長はしばらく考えてこの歌を詠んだという逸話があります
古典を読んだり、歌を作ったりする、つまり自分のやりたいことをするためには、まず「家のなり(業)」…家の仕事や生活をおろそかにしてはいけないというか考えを表明したものです
仕事にも学びにも手を抜かない宣長の姿勢が反映されています