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展示・催し物

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令和7年度夏の企画展

出版による情報流通革命が起こった江戸時代。それまで仏典などの限られたジャンルの技術であった≪印刷≫は、歌舞伎・滑稽本・物語・紀行文などの隆盛で庶民も親しむものへと変化しました。まさに、現在放送中の大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の時代です。
そんな出版時代に、自著50種を刊行したのが古典研究者・本居宣長。出版された本との出会いを重ねて学問の世界へと入った宣長は、〈出版した本は数百年という時を超え、未来へと残っていく〉と確信していました。とはいえ、当時は木版印刷。内容を板に彫って摺るのは、お金も時間もかかる大きな投資です。宣長と出会い、スポンサーに立候補する偉い人々。板に彫った後に発覚する誤植、職人技の修正。忙しい合間を縫う、てんてこ舞いでの刊行作業。作業の最中には、まさかの類板問題!…と、トラブルも盛り沢山。その分、完成した喜びはひとしおです。
どのような内容の本だとしても、板に彫っておいて欲しいものだ――
そんな宣長の願いのもと、本をお店に並べるために力を尽くした人々をご紹介します。

会  期  2025年6月10日(火)~9月7日(日) ※休館日を除く
会  場  本居宣記念館 2階展示室
展示総数  74種166点(うち国重要文化財 49点)

岡田文化財団助成事業 / 後援 松阪市・松阪市教育委員会

●展示説明会
6月21日(土)、7月19日(土) ※いずれも11:00より(要入館料)

●本居宣長記念館
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【開館時間】 9:00~17:00(最終入館時間16:30)
【入 館 料】 本居宣長記念館・本居宣長旧宅「鈴屋」共通
       大人 400円 大学生等 300円 小人(小学校4年生~高校生) 200円
【住  所】 松阪市殿町1536-7
【T E L】 21-0312
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